シクラメンの置場所と注意点

シクラメンの生育適温は15度〜20度で花が次々と咲いてきます
昼と夜の温度較差が10度が理想で15度までなら育つでしょう20度以上では株が痛みます、昼間22度になるところでは夜12度に保つように、よる8度(一般家庭の夜間最低温度)に下がるところでは昼間18度以上にならないように管理すると良いでしょう。
光線は少なくとも1日3時間以上は、窓越しの日光が当たる場所に移動して育てるように心がけましょう。光線不足になると株は軟弱徒長、下葉の黄化と枯死を促すだけでなく、最も大きな影響は、約1カ月〜1カ月半で花は咲かなくなります。
かなり明るい部屋でも、テーブルや棚の上、玄関などは光線不足になりがちです。


底面吸水鉢の潅水方法

 最近は、水やり管理が楽な底面給水システムの鉢が普及しております、原理は鉢の底部に水を溜めておく場所がありそこに水を絶さないようにしておきます。鉢の底から専用のヒモが垂れ下がっていて毛管現象を利用して下の水を必要なだけ吸い上げる仕組になっています。
 しかしながら、常に鉢土が湿り過ぎているのは良くないと思われます。
そこで当園では、底面給水鉢でも通常の鉢のように球根、葉にかからないように上からたっぷり与えて(底部に水が一杯になるまで)次の水やりは、鉢土の表面が白く乾くまで待ちす。表面が白く乾いたり、葉がしなやかになってから次の水やりをします。1回の水やりで晴天でも4〜5日ぐらいは持つでしょう。
 戸井田園芸では栽培中の潅水は全て、一鉢一鉢「手潅水」でおこなっています、お客様にお渡しする時点から底面吸水鉢利用になります。
 水のやりすぎは黄葉や根腐れの原因にもなりますので注意しましょう。



花がら摘み


●目的
 花が咲き終わってそのままにしておくと、自然に交雑して受精した子房が肥大し、タネを育てるので、株は老化します。シクラメンのように長期にわたって咲き続ける植物は、タネができると、次第につぼみの発生や開花が鈍くなり、やがて休眠に入ってしまいます。したがって、タネを取る目的がなければ、一つ一つの花が咲き終わるごとに花がらを摘み取り、タネをつけないようにします。
●ポイント
 一般の草花や花木の花がら摘みは、花が枯れてから行いますが、シクラメンの場合はそれよりも早い時期に行います。つまり、花が古くなって、花弁の色が変わってきたときが敵期です。


年間栽培暦



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